

ここに掲載された作品は、私がイギリスに美術留学をしていた5年間の内の1999年から2000年の1年間に着想したアイデアを元に、帰国後の2007年から2010年に日本で多数、発表の機会を得たインスタレーション作品です。
作品の制作過程は私にとって大変重要な意味を持っています。「再生」の枯れ木を集めて元の木に戻す、という行為や「体内空間」の張った布に切れ目を入れる、といった行為は、当時の私自身の心情や置かれた環境を色濃く反映しています。
作品制作は私にとってライフワークであり、それは自身の内なる衝動のようなものに突き動かされて行っている行為です。5年間の留学生活を含め、20代前半から30代半ばの時期に行った制作活動を振り返ることによって次なる道しるべが見えてくるように思います。過去の自分と現在の自分が抜き合うきっかけを作りたい、それがこの作品に込められた想いです。
宇野 裕美
- 1974
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岡山県倉敷市生まれ
- 1993
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成安造形大学造形学部造形美術科ファイバーアートコース入学
- 1997-1998
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ド・モンフォート大学ファンデーションコース交換留学
- 1998
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成安造形大学造形学部造形美術科ファイバーアートコース卒業
- 2000
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ド・モンフォート大学ファインアートコース卒業(イギリス)
- 2001
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ロンドン大学ゴールドスミス大学院テキスタイルコース修了(イギリス)
- 2009
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造形作家3名でアートユニット「スピロデザイン」を結成
個展・グループ展を中心に活動中、滋賀在住
個展
- 2000
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個展(The ARK レスター/イギリス)
- 2007
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再生-Reborn-(ギャラリーはねうさぎ 京都)
再生-Reborn-(画像編 大阪)
- 2008
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体内空間(STREET GALLERY 兵庫)
体内空間(ギャラリーはねうさぎ 京都)
再生-Reborn-(Cifa-cafe 岡山)
- 2013
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宇野裕美小作品展(Cafe Vivinoba 滋賀)
グループ展
- 2000
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“THIS WAY UP”(イギリス)
- 2008
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公募展こみまる展2008(大阪/吹田歴史文化まちづくりセンター「浜屋敷」)
- 2009
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信楽座&信楽窯元散策路WA共催イベントShigaraki ACT2009出店
(丸由窯 滋賀)
- 2017
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しがクロッキー部and friends展vol.1(gallery cafe テントテン)
- 2018
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しがクロッキー部and friends展vol.2(gallery cafe テントテン)
スピロデザインとしての活動
- 2010
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SYNCHRO-THEISM A,X(海岸通りギャラリー・CASO 大阪)
SYNCHRO-THEISM AA(有馬温泉路地裏アートプロジェクト 2010 兵庫)
SYNCHRO-THEISM i(第7回犬島時間 岡山)